
書くことを愛する紙GRAPHILOの開発
神戸派計画のオリジナルペーパー〈GRAPHILO|グラフィーロ〉はギリシャ語の「書く(graph)」と「愛する(philo)」を合わせてネーミングされました。万年筆の書き味にこだわった紙製品を作りたいという思いから製造された紙です。
一般的に用紙は既製の銘柄から選ぶもの。
筆記に特化した、さらに万年筆の書き味にこだわった紙をオリジナルで開発するということは大変大きなチャレンジでしたが、理想の紙を求めて製紙メーカーと万年筆愛好家のメンバーの協力の下開発が進められました。
数十種類の中から選んだ紙と同じ傾向で少しずつ配合や製法を変え、出来上がったさらに数十種類の紙に筆記テストを繰り返し、その微調整は抄造当日まで行われました。
GRAPHILOの書き味
紙には表面に加工を施さない「非塗工紙」と填料と呼ばれる顔料を塗布する「塗工紙」があり、〈GRAPHILO〉の書き味の特徴の多くはこの填料の種類・量・配合方法の工夫によって生まれました。
記入量と持ち運びやすさのバランス型A5サイズ
開きの良い糸綴じ製本を採用した64ページのノートです。
罫線は無地・8mm横罫・4mm方眼の3種類です。風合いのある紙を表紙に採用しています。
手帳などに採用されることの多いA5サイズ。A5までが女性のハンドバッグに入れられる許容サイズでしょうか。ただし、開いてA4なので書きこむ量は確保されています。「学ぶ」ためのノートとしては小さいですが「記録」程度には十分です。持ち運びやすさと記入量のバランスで選ぶならこのサイズがおすすめです。
(メーカーサイトより参照)
サイズ | A5|210 x 148mm |
枚 数 | 64ページ |
罫 線 | 4mm方眼(天地左右に余白あり) |
製 本 | センターミシン(糸)綴じ |
製 造 | 日本 |
プロダクトデザイナー | 菅原仁(仁アトリエ株式会社) |