やること・やりたいことだらけ…パツパツで焦っている時の私の解消法

やること・やりたいことだらけ…パツパツで焦っている時の私の解消法

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やること・やりたいことだらけ…パツパツで焦っている時の私の解消法

こんにちは。てんのしごと道具店の店長、てんです。最近お忙しいですか?仕事も家事も趣味も、やることが重なると「あれもこれも」と頭の中がいっぱいになってしまいますよね。今回は、私がパツパツになったときに必ずやる、シンプルで実践的な解消方法を丁寧にお伝えします。動画でもお話ししている内容ですが、この記事では気楽に真似できるポイントや道具の使い方、実例やよくあるつまずきやすい点の対処法までまとめました。どうぞ気軽に読んでみてくださいね。

全体の流れ:まずは「書く」→「分ける」→「TODO化」→「見える化」

パツパツ状態を解消するために、私が日常的に使っているフローを先にざっくりお伝えします。順番にやっていくだけで、頭の中が少しずつ整理されて、次にやるべきことが見えてくるはずです。

  1. 不安や気になることを全て紙に書き出す(まずは吐き出す)
  2. 書き出した内容を大きく分類して「プロジェクト」に分ける
  3. 各プロジェクトごとに細かいTODOを洗い出す(付箋推奨)
  4. 壁に「これから」「作業中」「完了」のボードを作って進捗を可視化する

この4つの段階を踏むことで、頭の中のモヤモヤが紙の上に移り、視覚的に扱えるようになります。まずは「やるべきことが多い=自分がダメ」ではなく「整理が必要な状態」と捉え直してみましょう。優しい気持ちで自分に寄り添うのがポイントです。

STEP1:まずは不安の種を全部書き出す(カフェなど場所を変えるのがおすすめ)

家にいるとつい別のことをしてしまったり、気が散って書き出しがはかどらないことが多いので、私はよくカフェに行きます。甘いものを一つ買って、少しだけ自分にご褒美を与えながら一気に紙に向かうと集中できます。ラフに、思いつくままに書き出すだけでOKです。

私が書き出すときのカテゴリはざっくり3つ:

  • やらなきゃいけないこと(締切や期限があるもの)
  • やりたいこと(やってみたいプロジェクトやアイデア)
  • やりたくないこと(面倒だと感じていること、負担になっているもの)

「やりたくないこと」を書くのは特に大事です。なぜなら、それを書き出すことで「なぜ嫌なのか」「どうしたら回数を減らせるか」まで考えるきっかけになるからです。

例えば「風呂掃除をする」と書いたらすぐ横に「排水溝の掃除が嫌だ」と付け足します。後でTODOに落とすときに、「排水溝をきれいに保てるグッズを探して買う」という別のタスクが生まれるかもしれません。これは次回からの手間を減らす投資です。

また、今すぐ手を付けるべきでない将来の心配事も一緒に書いてしまいましょう。とにかく紙面を埋めることで、頭の負担を外に出すことが目的です。

おすすめの道具:横長ノート(A4裏でも可)

私は横長のノートを使うのが好きです。横に広く書けると情報の俯瞰がしやすくて、縦よりも考えがまとまりやすい気がします。実際に私が使っているのはQuarry notebookの方眼タイプですが、特別なものは必要なく横長で書ければA4用紙の裏でも大丈夫です。

>>Quarry notebook(※外部サイトに遷移)<<

STEP2:ざっくり色分けして「プロジェクト」に分類する

書き出しが終わったら、次は大きな塊に分けていきます。ここでいう「プロジェクト」は、必ずしも仕事だけの話ではありません。家のことや趣味のことも含めて、「まとまりとして扱える単位」をプロジェクトと呼んでいます。

色分けはかなりざっくりで大丈夫です。仕事系は青、家事系は緑、すぐ終わるタスクは黄色、みたいに分けると視覚的に整理しやすくなります。目的は分類そのものではなく、自分がどんな悩み・タスクを抱えているかを俯瞰することです。

分類しているうちに、自分の悩みの癖が見えてきます。例えば:

  • 「考え始めると不安であちこちに手を出してしまう」癖
  • 「実はすぐ終わることがたくさんある」ことに気づく
  • 「今やる必要はないけど将来気になること」が混ざっている

この段階で「今やるべきこと」と「後でいいこと」の感覚が少しずつついてきます。焦っているときほど、紙に書いたものをじっくり眺める時間をとってください。自分の頭の中をやさしく見つめる時間です。

プロジェクトをノートの見開き1ページずつにまとめる

私は見開き1ページに1プロジェクトというルールでノートに整理しています。プロジェクト名は「新商品(商品名)」や「10月までにやりたいDIY」のように、できるだけ終わりが見える名前にしておくと後でリストを扱いやすいです。プロジェクトページには、書き出した「やらなきゃいけないこと」を転記し、懸念点や既にわかっている情報もメモしておきます。

ちなみに、私が使っているノートは当店オリジナルのプロジェクトノートです。動画に写っている初回版は完売していますが、現在リニューアル中で2025年9月に販売開始予定です。決まり次第またお知らせしますね。

>>プロジェクトノート<<

STEP3:付箋でTODOを一つずつ書き出す(粒を細かくするのがコツ)

プロジェクトページを見ながら、さらに具体的なTODOを1つの付箋に1つずつ書き出していきます。粒度はできるだけ細かく。「〜を調べて決定する」「〜に連絡する」「資料Aを作る(30分)」のように、行動に落とし込める形が理想です。

付箋を使う理由は私がアナログ派だから、というのが主な理由です。パソコンやスマホでメモしようとすると、ちょっとしたついでに他のこと(SNSなど)を見てしまいがち。付箋ならパッと手を伸ばして書けるし、思いついた瞬間にメモして貼っておけます。家で作業しているときは特に便利です。

とはいえ、デジタルの方が合っている人もいるので、無理に付箋にする必要はありません。好きな方法でTODOを書き出してみてください。締切が明確なタスクには付箋に日付を書いておくと、この後の見える化で役に立ちます。

  • 付箋1枚=1タスク(細かく分ける)
  • 期限は明確に書く(例:8/25 までに)
  • 誰かに依頼するタスクは依頼先と期日を書いておく

STEP4:壁で進捗を可視化する(これから・作業中・完了の3列)

最後は進捗の可視化です。大きめの紙かボードに、左から「これから」「作業中」「完了」の3つのステータスを手書きで作ります。あとは書いた付箋を状況に合わせて貼り替えるだけ。シンプルですが、視界に入る位置に置いておくことで頭の中で「今何をすべきか」を常に確認できます。

通常は頭の中でこの管理をなんとなくやっていることが多いのですが、パツパツのときはここが崩れていることが多いんです。アナログにすることで、視覚的に「動いている」感が得られて、動きやすくなります。デジタル派の方は「カンバン タスク管理 アプリ」で同様の管理ができますよ。

私が壁に貼っている紙はPost-itのイーゼルパッドというもので、上部が付箋の粘着になっていて壁に貼って使うのに便利です。気になる方はチェックしてみてくださいね。

>>Post-it イーゼルパッド(※外部サイトに遷移)<<

具体例:お風呂掃除の例で考えるとわかりやすい

ここで一つ簡単な例を出します。先ほども触れた「風呂掃除」の例で考えると、流れがイメージしやすいです。

  1. 紙に「風呂の汚れが気になる」と書く(STEP1)
  2. 「家を快適にしたい」というプロジェクトに分類する(STEP2)
  3. TODOを分解する:
    ・「風呂掃除する(30分)」
    ・「排水溝掃除をどうするか調べる(1時間)」
    ・「必要なグッズを買う(買い物)」
  4. 付箋にそれぞれ書いて、壁の「これから」に貼る(STEP3・4)
  5. 「排水溝をきれいに保てるグッズを買う」は優先度低めだが、やっておくと次回以降の手間が減る

このように「やりたくない」も含めてTODO化しておくと、次回以降に同じことで悩む回数が減ります。時間や精神の余裕があるときに、面倒なことの根本対策(グッズを買う/外注する/ルール化する)をTODOとして入れておくのは本当に効きます。

道具とおすすめの使い方(付箋・ノート・デジタルの併用)

ここまで読んで「どんな道具を買えばいい?」と思った方もいると思うので、私が実際に使っている道具とその使い方のコツをお伝えします。高価なものは不要。ちょっとした道具の使い方が大きな差になります。

付箋(ふせん)

  • 1タスク1付箋が基本。色でプロジェクトを分けると見やすい。
  • 期限があるものには日付を必ず書く。
  • 貼って剥がせるから、貼り替えが楽で視覚的な管理に向いている。

ノート(横長が好み)

ノートはプロジェクトの俯瞰用に使います。見開き1ページ=1プロジェクトで、該当タスクや懸念点、必要情報をまとめておくと使いやすいです。私は方眼の横長ノートが気に入っています。

大きめの紙やパッド(壁貼り用)

壁に貼る用の大きめの紙は、常に視界の端に状況を置いておけるので便利です。Post-itのイーゼルパッドのように粘着がついているものだと取り回しが楽です。

デジタルとの併用ルール

私はスケジュール(日時管理)はデジタルでやっていますが、「今やらなきゃいけないものリスト」はアナログの付箋の方が動きやすいタイプです。逆に、出先で思いついたアイデアや細かいメモはスマホのメモアプリが便利、という人はデジタル中心でOK。ポイントは「書く→分ける→動かす」というフローを止めないことです。

よくあるつまずきと対処法

この方法をやってみて、よくいただく質問や私自身が経験したつまずきもまとめます。気軽に読んで、該当するものがあれば試してみてください。

つまずき1:書き出す時間が取れない

忙しくて「書き出す余裕がない」という場合は、5分だけと時間を決めてやってみてください。短くても「外に出す」ことが重要です。カフェで集中して30分など、まとまった時間を意図的に作ると効率が上がります。

つまずき2:付箋が増えすぎて管理できない

付箋が増えすぎる場合は、優先度で色や位置を分けるか、「今週やる」「今月やる」「後で」のように列を増やしてみてください。あとは定期的に見直しの時間(例:毎朝10分)を作ると崩れにくいです。

つまずき3:デジタルで管理したいけど目に入らない

デジタルだけで管理する場合は、ウィジェットや常に開いておけるページを使うのがコツです。カンバン形式のタスク管理アプリはビジュアル的に見やすく、付箋を貼り替える感覚で扱えます。

最後に:全部を完璧にしようとしないで大丈夫です

パツパツなときに一番つらいのは「自分が全部できていない」と責めてしまうことです。大事なのは、自分の状態を受け止めて「今できること」を小さく回していくこと。今回紹介したフローはそのための道具です。

もし全部真似するのが難しければ、ひとつだけでも取り入れてみてください。例えば:

  • とにかく5分で書き出してみる
  • 付箋を数枚だけ使って「これから」→「完了」に移してみる
  • プロジェクトを1つだけノートにまとめてみる

どれか一つがあなたにしっくりくれば、それを続けてみてください。少しずつ整っていく感覚が出てくるはずです。

最後に

もしこの記事の中で「ここだけ真似してみよう」と思える箇所があれば、ぜひ取り入れてみてください。

小さな習慣の積み重ねが、心に余裕を作ってくれます。無理せず、ゆっくり一歩ずつ。一緒にやっていきましょう!

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