第二弾!みんなの推し文房具を買ってみたら最高だったので紹介させて

第二弾!みんなの推し文房具を買ってみたら最高だったので紹介させて

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第二弾!みんなの推し文房具を買ってみたら最高だったので紹介させて

こんにちは、てんのしごと道具店の店長てんです。今回は、YouTubeでいただいたコメントからみなさんの「推し文房具」を実際に買って使ってみた第二弾をお届けします。前回の反響がうれしくて、今回もいただいたおすすめをそのままポチッと購入。実際に触って、書いて、使ってみて感じたことをできるだけ丁寧にお伝えしますね。

今回紹介するのは、万年筆から多機能ペン、ファイルやリフィルが入れ替えられるノート、そして読書に寄り添う薄型のしおりノートまで。どれも日常の「ちょっとした不便」を解消してくれる良品ばかりでした。コメントでおすすめしてくれたみなさん、本当にありがとうございます。気になるアイテムがあればぜひチェックしてみてくださいね。

TWSBI ECO — 万年筆の楽しさがストレートに来る一本

まずは台湾メーカーのTWSBIが作るECOシリーズ。コメントで「これおすすめ!」と熱く推してくださった方がいて、1万円という価格に一瞬悩んだものの、文房具屋として「おすすめされたものは試すべき」という気持ちで購入しました。ちゃっかり名入れもお願いして、箱を開けた瞬間からテンションが上がります。

TWSBI万年筆のパッケージと名入れの様子

付属品の中に小さな赤いレンチが入っていたんですが、分解して洗浄できるようにとの配慮です。万年筆って長く使うとインクが乾いてしまったり、洗浄したくなる場面があるので、このツールがあると安心ですね。ケースもきちんと取っておこうと思います。

インクは家にあったPILOTの色彩雫(いろしずく)を使ってみました。色味が近かったので相性がよさそうだったのと、何より瓶インクを入れる作業が好きなんです。これまで何度もインクの補充で手を汚した経験があるので、今回は事前に紙を敷いて作業。準備が大事、これは皆さんにもおすすめしたい小さなコツです。

吸入の仕方は簡単で、本体のヘッド部分にあるパーツを回すと内部のピストンが上下に動きます。一番下まで回してペン先をインクボトルに入れ、逆回転させると一気にたっぷりインクを吸ってくれます。他の万年筆より1回で吸える量がかなり多いのがECOの特徴で、よく使う人ほど手間が減ってうれしいはず。

書き心地は非常に安定していて、線が途切れる心配がほとんどありません。PILOTのKAKUNOが好きな人は、きっとこれも気に入るはず。滑らかすぎず、安定感があるので日常使い、ノート書き、手帳など幅広く使える印象でした。最初はキャップを後ろにつけて書いていたのですが、キャップを付けた状態だと少し重さが増して線が引きにくくなったので、軽く使いたい方は外して使うのがおすすめです。

左利きの方向けに左手で試し書きもしましたが、慣れていないこともあり自分の左手レビューは参考程度に……。ただ、私が試した限りでは右手とほぼ変わらない書き出しで書けました。万年筆のペン先が見えるデザインなのも書きやすさに寄与していて、線の視認性がよかったです。

商品:>>TWSBI ECO インディゴブルー ×ローズゴールド(※外部サイトに遷移)<<

PILOT LIGHTIVE F(ライティブ) — 軽くて外に持ち出したくなる万年筆

PILOTライティブの本体と付属カートリッジの様子

次は同じ方からおすすめいただいたPILOTのLIGHTIVE(ライティブ)。お値段は2750円と、万年筆としては手に取りやすい価格帯です。見た目はシンプルで、艶消しのマットな質感があり、触ると少しざらっとした手触りが特徴。先ほどのTWSBIに比べて驚くほど軽く、商品名の由来は「LIGHT(軽量)」と「ACTIVE(アクティブ)」の掛け合わせのようで、外に持ち出して使うのにぴったりな印象でした。

PILOTライティブの本体と付属カートリッジの様子

カートリッジ式で、付属のインクカートリッジを差し込んで使います。ここで私の方で少しハプニングがあって、カートリッジを装填してもインクが出てこない場面に遭遇。PILOTのカートリッジは他メーカーよりも量が多くて好きなのですが、まれにインクが出にくいものに当たるようです。押してみたり、くるくる回してみたりして3分程格闘したら無事出てきました。こういうときは座って落ち着いて試してみるのが肝心ですね。

ペン先は細めのF(細字)を選びました。細いペン先の万年筆って、インクが掠れたり、紙に引っかかるように感じることもありますが、ライティブはインクの供給が安定していて、ひっかかり感はあるものの不快ではなく、むしろ指先に適度な抵抗があって心地よい書き味でした。小さい文字も問題なく書けるので、メモや作業ノートに向いていると思います。

書き味の印象はKAKUNOと比べると明確で、KAKUNOはなめらかで柔らかな書き心地、ライティブは「カリカリ」とした鉛筆のような感覚。日記や手紙にはKAKUNO、アイデア出しや作業メモ、計算や英語学習などアウトプットをガシガシ書き出す用途にはライティブが合いそうだなと感じました。

商品:>>LIGHTIVE F ¥2750 / PILOT(※外部サイトに遷移)<<

PILOT アクロボール 4+1(多機能ペン) — カラーペン派にも安心の安定感

PILOTアクロボール4+1の筆記テストの様子続いてはボールペン。私はこれまでジェットストリームで不良品を2連続で引いたり、ブレンはたまにインクが出ないことがあって少し苦手意識がありました。そんな話をコメントでしていたら、「アクロボールがいいよ!」とおすすめしてくださった方がいて、カラーインクも試したかったので3色+シャーペンの多機能タイプを買ってみました。

PILOTアクロボール4+1の筆記テストの様子

書き始めからインクの出が安定していて、インクだまりやかすれもナシ。0.5mmを選んだのですが、筆記線はかなり細めに感じます。利点は色がきれいで、色分けしてノートを取りたいときに非常に便利なところ。デザイン的には軸が比較的太めなので長時間握ると少し疲れるかもしれませんが、色を持ち歩きたい人には4色+シャープの4+1タイプが便利です。店でもこのタイプを扱うことにしました。

PILOTアクロボール4+1の筆記テストの様子左手で書いてみた感想も軽く報告。太めの軸は手元が見にくく感じることがあるので左利きの方は好みが分かれると思いますが、コメントにもあった通り「詰まったり掠れることなく書ける」という点は本当でした。

商品:>>アクロボール 4+1 0.5mm<<

キングジム ホルダーイン(12P)&ホルサック — 探す手間がぐっと減るファイル周りの神アイテム

キングジムのホルダーインにラベル付けして整理している様子

ここからはファイル系。コメントでも特に熱量が高かったのがキングジムの「ホルダーイン」。実物を手に取ってみて、その熱量に深く共感しました。中のポケットがクリアホルダーになっている仕様で、書類の出し入れや検索がとてもスムーズです。私は12ポケットタイプを買って、月次管理に使うつもり。

コメントで教えてもらった使い方のアイデアの一つに「付箋の粘着部分にラベルを書いて貼る」というものがあり、真似してみたらこれが超便利。付箋の粘着部分に直接文字が書けることを私はあまり意識していなかったのですが、紙質とボールペンの相性によっては滑ることもあるので試すときは一度確かめると安心です。今回は問題なく書き込め、クリアホルダーの内側に貼るとラベルが綺麗に見えて、外側に貼ると引っかかってしまいがちな弱点を解消できます。

さらにホルダーインを探しているときに見つけた姉妹商品「ホルサック」もゲット。ホルサックは中のクリアホルダーが付属していない代わりに、手持ちのクリアホルダーを引っ掛けて収納できる作りです。ホルダーインは中のクリアファイルが取り外せない仕様でしたが、ホルサックは個別に取り外しができるので、外出先で渡されたクリアホルダーの資料をそのまま保管したり、必要な資料一式だけ持ち出したりする使い方に最適です。

私の場合は取引先のカタログや、保管が義務付けられている資料の管理方法でずっと悩んでいたので、この2アイテムでかなり整理が進みそうだと感じています。仕事で書類を扱う機会が多い方にはぜひ試してほしいです。

商品:>>ホルダーイン12P 透明 /キングジム(※外部サイトに遷移)<<

商品:>>ホルサック12枚収納 透明/ キングジム(※外部サイトに遷移)<<

リヒトラブ Mutual オープンリングノート(とATOMAとの使い分け)

リヒトラブのオープンリングノートのリングを開けてリフィルを入れ替える様子

次はリヒトラブ(LIHIT LAB.)のオープンリングノート。YouTubeメンバーシップで開催した雑談会でも「使ってます!」という声が多かった人気アイテムです。リングをグッと引っ張るとリングがパカッと開いてリフィルの入れ替えや補充がラクにできる、使い勝手の良さがポイント。

「リングを閉じるときのプチプチ感が楽しい」なんて感想もちらほら。使い勝手の良さはもちろんですが、Mutualシリーズの色味が人気というコメントが多かったのも納得のかわいさでした。中身のリフィルは5mmドット方眼で、文字も線もイラストもバランスよく書けるフォーマットです。

リヒトラブのオープンリングノートのリングを開けてリフィルを入れ替える様子

ただし一点、気をつけたいのはリヒトラブ独自のリフィル規格であること。他メーカーのJIS規格のリフィル穴パンチとは互換性がなく、リヒトラブのリフィルを使う必要があります。この点は賛否が分かれるところで、ATOMAノートのように穴の位置や仕様が違うため完全に同じ運用はできません。私が普段使っているATOMAは1〜2枚のページ移動が楽で、ピンポイントにページ位置を変えたいときに便利。一方で複数枚まとめて入れ替えたいとか大量に補充したい場合はオープンリングの方が手順が少なくて確かに楽です。

利用例としては、縦でも横でも使えるサイズ感が重宝されているようです。仕事のプロジェクトごとにリフィルを差し替えて使ったり、家計簿や家事のチェックリストのように定期的にページを入れ替える運用にも向いています。選ぶのは用途次第ですが、どちらも「ノートの自由度」を上げてくれる良いツールだなと改めて感じました。

商品:>>Mutualオープンリングノート / リヒトラブ(※外部サイトに遷移)<<

商品:>>ATOMA BIOノート<<

商品:>>pastelloノート / リヒトラブ<<

Shiori Note(しおりノート) — 読書中のメモが本を傷めずに残せる薄型メモ

しおりノート(Shiori Note)を本に挟んでメモしている様子

最後はしおり型の小さなノート、arch shopさんの「Shiori Note(しおりノート)」。名前の通り、しおりの形をしたノートで1冊385円。商品説明にもあるように「読書を邪魔しない」を大切に作られていて、本を傷つけず、読書中に邪魔にならないよう厚みを1mm以内に抑えているんです。私が選んだのはK.animalのBearデザイン。これがまた可愛い。

元々はラコニックのスタイルブックマーカーを使っていて、英語の参考書には勉強範囲を書いて挟んでいたんですが、スタイルブックマーカーは1面しかメモが取れないのが難点。しおりノートは8ページ分メモができるので、1冊を1セッション分のメモ用に使えるのが便利です。

最近は英語に加えて簡単なオランダ語の絵本を読んでいるので、絵本の近くには半透明の付箋でメモを貼る使い方もしています。絵本は挿絵の近くに書くことが多いので半透明付箋が相性良し。ただ、小説や長めの読み物を読むようになったら今回買ったしおりノートの真価が発揮されそう。読書中に気づいたことをそっとメモしておけるので、読んだ内容が頭に残りやすいです。

商品:>>しおりノート/ arch shop(※外部サイトに遷移)<<

商品:>>STYLE BOOK MAKER<<

最後に:コメントで教えてくれたみなさんへ

今回もコメントで教えてくれたみなさん、本当にありがとうございました。いただいたおすすめはどれも実用的で、店の品揃えにも反映させたいものがたくさんありました。文房具って使う人の手や作業の流れに寄り添う道具なので、使い方や好みは人それぞれです。今回の記事が、みなさんの毎日のちょっとした快適さにつながればうれしいです。

もし「これも試してほしい!」というアイテムがあれば、またコメントでぜひ教えてください。次回もみなさんの推しをお借りして、ワクワクするアイテムに出会えるのを楽しみにしています。

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