文房具屋店長が選んだ2026年スケジュール手帳&一緒にテンション上がる文房具も購入したので紹介
ここ数年はデジタル中心で予定管理していたり、マンスリーパッドやプロジェクトノートで役割を分けていたりしていたのですが、ふと「新しいことに挑戦したい」「気分を変えたい」と思い直し、来年は紙の手帳をもう一度使うことにしました。自分の書き方や考え方に合うものを探していく中で出会った手帳や、手帳と一緒に使うとワクワクする文房具たちを紹介します。
今年選んだ手帳:FORCE(日本スケジューリング協会)

今回選んだのは日本スケジューリング協会のFORCEという手帳です。決め手になったのは、A5を縦に開いて「横長」に使えるレイアウト。
私は普段、日記やアイデアノートを横長で書くことが多く、自分でノートを手帳化していた頃もA5を縦開きで使っていました。だからこのフォーマットが最初から作られている点に強く惹かれました。

内容も目標設計や計画のページが充実していて、未来を見据えて考えられる構成になっています。まだ本格的には使い始めていないので、これから育てていく楽しみがある一冊です。価格は約5000円。店舗で実際に触って確かめてから買うのがおすすめです。私は銀座の伊東屋で見かけて一度は躊躇したのですが、横浜そごうのロフトで希望の色に出会い購入しました。
取り扱い店舗が少ない分、手に取って「カバーの手触り」や「製本の硬さ」を確認できると安心です。ハードカバーでしっかりした作りなので、長く使えそうな期待感があります。
なぜ手帳を再導入したか

直近数年は、マンスリーパッドで年間や月単位の計画を立て、プロジェクトノートで個別案件を管理するスタイルでうまく回っていました。ただ、最近「やりたいこと」が減ってきたように感じる瞬間があり、流れを変えたくなったのです。手帳はただ予定を並べるだけでなく、目標や気持ちを書き留めることで意識を変えるきっかけにもなります。だから今回は「書くこと」を起点にして、日ごろのアウトプットの質を上げていきたいと思っています。
手帳と一緒に買った文房具たち
手帳を新しくすると、必然的に道具にもこだわりたくなります。今回買い足した文房具を一つずつ紹介します。用途や最初の触り心地、ちょっとした感想を添えて。
SARASA 3C(ゼブラ) — 原点回帰の3色ボールペン

学生時代に愛用していたSARASAに再会。今回は数量限定のウォーターカラーシリーズからSARASA 3Cを選びました。3色ボールペンは切り替えのもたつきが気になりがちですが、このモデルはスムーズに色を変えられて快適です。

SARASAのゲルインクはとにかく滑らか。過去にはインクがたっぷり出てしまい擦って伸ばしてしまう失敗もありましたが、この3Cは線も意外と細く出も安定していて、手帳の方眼ページにアイデアや図を描き込むのに向いています。ノスタルジーも手伝って、色を選びながらノート作りを楽しむ気持ちが蘇りました。
>>SARASA 3c 3色ボールペン(※外部サイトに遷移)<<
はがせるマーカー(カンミ堂) — 紙に直接書かないハイライト

紙面に直接インクを載せず、後で剥がせるタイプのフィルムマーカー。軽くて小柄な本体に驚きましたが、ペン先の作りが工夫されていて、どんな筆記具で書かれた文字でも滲まずにハイライトできます。書いた文字が読みづらくならないのがありがたい。

手帳を「綺麗に使いたい」という目標に寄り添ってくれるアイテムです。最初は使い馴れるまでに数回必要かもしれませんが、日常の書き込みを壊さずに色で目立たせたいときに重宝します。
ドットライナーフリック(KOKUYO) — 小回りの利くテープのり

手帳にメモを貼ったり小さな資料を貼り付けたりすることが多いので、携帯性の高いテープのりは必須です。今回選んだのはドットライナーフリック。詰め替えタイプの中でも業界最小クラスのサイズで、蓋が本体から離れない設計なので蓋を無くす心配もありません。
軽さと携帯性が魅力で、ポケットやペンケースに入れて持ち歩きやすいのがポイント。貼り直しのしやすさやのり残りの少なさなど、実用面も安心できます。
ロールふせん(KOKUYO) — 好きな長さで使える付箋

これまで別ブランドのロール付箋を使っていたときは、巻がきつくなって剥がれやすかったり携帯すると傷みやすかったりで悩んでいました。
今回のKOKUYOのロールふせんはケース入りで、好きな長さにカットできる仕様が嬉しいポイントです。

貼り心地はしっかり。筆記具の種類を選ばず書き込め、粘着力は「必要十分」で、貼ってから勝手に剥がれることもなく、剥がしても糊残りが少ないです。刃を閉じておけるので使わない時の安全性も高く、見た目の丸いフォルムも愛らしいアイテムです。
ひとことふせん(古川紙工) — 気分メモに使いたい可愛い付箋

衝動買いしてしまったのが古川紙工のひとことふせん。見た瞬間に可愛くて手に取ってしまいました。気持ちやちょっとした「いいことメモ」を残すのにぴったりで、手帳のアクセントにもなります。
>>ひとことふせん おしごとにゃんこ(※外部サイトに遷移)<<
カセットテープカッター(サンスター文具) — 見た目も楽しいマステケース

懐かしさと直感的な楽しさに惹かれて購入したのがカセットテープ型のマステカッターです。マスキングテープを2個セットでき、外から見ると本物のカセットテープのように見えるデザインが魅力的。

刃がプラスチック製でしっかり力を入れて切る必要がありますが、断面はきれいなギザギザ。このケースに色を合わせてマステを収納しておくと視認性も良く、デスクまわりの気分が上がります。
ペンのように持ち運べるブッククリップ(KOKUYO) — 見開きの段差対策

手帳を見開いたときにページの高さが左右で違うと書きづらくなることがあるので、その対策として購入したのがペンのように持ち運べるブッククリップです。従来愛用している重めで安定する別ブランドのクリップと併用して、シーンに合わせて選べるようにしておくつもり。

このクリップは左右の開き具合を調整でき、折りたたんでペンケースに収めて持ち運べます。見開きで高さが違う手帳でもしっかり固定でき、書き心地が改善されました。
>>ペンのように持ち運べるブッククリップ(※外部サイトに遷移)<<
インデックスカレンダーシール(PINE BOOK) — 即開きが叶う小さな工夫

しおりが付いていない手帳では、さっと目的ページを開くための工夫が必要です。そこで見つけたのがPINE BOOKのインデックスカレンダーシール。カレンダー付きで曜日確認も手早くできます。
ただこのFORCEの手帳はどのページにも余白なく書き込める設計のため、貼ると書き込みエリアを遮ってしまう場所もありました。なのでこのシールは別のプロジェクトノートに使うことに決定。インデックスは手帳ごとの運用に合わせて柔軟に選ぶといいですよ。
ミニミニ卓上カレンダー

最後に、当店オリジナルのPotential ミニミニ卓上カレンダーについて少し。コンパクトで手のひらに収まるサイズ感が使いやすく、仕事では曜日や営業日の確認がさっとできれば十分という人に特におすすめです。
これまで旅先で見つけた小さなカレンダーを気に入って使っていたのですが、同じ感覚のものがなかなか見つからなかったので自分たちで作りました。活版印刷でやさしい風合いを出し、月曜始まりにして仕事で使いやすい仕様にしています。印刷や紙質にこだわった自信作です。
ちいさな習慣を育てるために
手帳も文房具も、使い方次第で日々の習慣をつくる助けになります。私が今回選んだものは「書くこと」「貼ること」「見返すこと」を気持ちよく行えるように選びました。
新しい道具を手に入れたら、一度に完璧な運用を作ろうとせず、まずはいろいろと試してみるといいです。続けやすい工夫を一つずつ積み重ねると、自然と日々のアウトプット量が増え、アイデアや挑戦の種も増えていきます。
最後に
ここまで読んでくださってありがとうございます。もし来年使おうと思っている手帳や、気になる文房具があればぜひ教えてください。みんなの工夫やおすすめを聞くのが私の楽しみでもあります。